脱サラ後、家にこもって太った私が散歩を始めた理由|在宅ワークで崩れた生活

会社員を辞めたら、通勤しなくてもよくなる。
満員電車や道路の混雑から解放され、自宅で好きな時間に働ける。

会社員時代の私は、そんな生活に憧れていました。

実際に50歳手前で会社を辞めた後、私は自宅でブログやアフィリエイトの作業をするようになりました。

朝、決められた時間に会社へ行く必要はありません。

通勤する必要もありません。

人に会う予定がなければ、外出する必要もありません。

自宅にいながら、パソコン一台で仕事ができます。

最初は、とても自由で快適でした。

しかし、その生活を続けるうちに、会社員時代には意識していなかった問題が出てきました。

外へ出る機会が減った。
人と会うことも少なくなった。
服装にもあまり気を使わなくなった。

50ちとる

そして、運動量が減り、体重が増えました。

会社員時代は面倒だと思っていた通勤も、結果的には体を動かし、生活の区切りを作る役割を持っていたのです。

私はその後、気分転換と健康のために歩くようになりました。

この記事では、脱サラ後に自宅へこもりがちになった私の生活がどのように変わったのか、そして、なぜ散歩を始めたのかを紹介します。

※この記事は、私自身の脱サラ後の生活を紹介するものです。在宅ワークによる体調や生活への影響は、仕事内容、住環境、運動習慣などによって異なります。

目次

脱サラ後は外へ出なくても仕事ができるようになった

会社員時代の私は、毎朝決められた時間に起き、身支度をして会社へ向かっていました。

どれだけ眠くても、仕事へ行かなければなりません。

雨が降っていても、暑くても寒くても、通勤します。

会社を辞めた後は、その必要がなくなりました。

ブログの記事を書く。
キーワードを調べる。
WordPressを操作する。
画像を編集する。
SNSへ投稿する。

これらの作業は、基本的に自宅のパソコンでできます。

打ち合わせや商品の仕入れが必要な仕事でもありません。

そのため、用事がなければ一日中自宅にいることもできます。

会社員時代には、

自宅だけで仕事ができたら、どれほど楽だろう

と思っていました。

実際、通勤時間がなくなったことは大きなメリットでした。

その時間をブログ作業や休息に使えます。

上司や部下の予定に合わせる必要もありません。

しかし、外へ出なくても仕事ができる環境は、意識しなければ本当に外へ出なくなる環境でもありました。

通勤がなくなり、毎日の運動量が減った

会社員時代の私は、運動のために通勤していたわけではありません。

それでも、会社へ行くだけで自然に体を動かしていました。

自宅から車や駅まで移動する。
駐車場や駅から職場まで歩く。
社内を移動する。
階段を上り下りする。
昼食や用事で外へ出る。

一つひとつは大した運動ではありません。

しかし、毎日積み重なると、それなりの運動量になっていたのだと思います。

脱サラ後は、その移動がほぼなくなりました。

朝起きて、パソコンの前に座ります。

記事を書き、調べ物をし、画像を編集します。

休憩して、またパソコンの前へ戻ります。

気づけば、一日の大半を座って過ごしていました。

在宅ワークでは仕事をしていても体は動いていなかった

自宅で何時間も作業していると、

「今日はよく働いた」

という感覚があります。

実際、頭は使っています。

文章を考え、調査し、サイトを操作しているため、疲労も感じます。

しかし、頭が疲れていることと、体を動かしていることは別です。

私は一日中作業したことで、十分活動したような気持ちになっていました。

実際には、ほとんど椅子に座ったままです。

会社員時代より仕事時間を自由に使えるようになった一方で、日常生活の中にあった移動がなくなりました。

在宅ワークを続けるうちに体重が増えた

運動量が減った生活を続けるうちに、体重も増えました。

食生活だけが原因だったとは限りません。

通勤や職場内での移動がなくなり、単純に体を動かす機会が減ったことも影響していたと思います。

自宅で仕事をしていると、食べ物もすぐ近くにあります。

休憩時間を決めていなければ、仕事の合間に何かを食べることもできます。

会社員時代のように、昼休みの時間や食事場所が決まっているわけではありません。

生活と仕事の境目が曖昧になり、

  • パソコンの前で仕事をする
  • 少し休む
  • 何かを食べる
  • また仕事をする

という一日になっていきました。

私は脱サラによって、会社員時代の責任や通勤から解放されました。

その代わり、自分の体や生活を管理する責任も、すべて自分で持つことになったのです。

人と会わなくなると服装にも気を使わなくなった

会社員時代は、毎日人に会います。

上司、同僚、部下、取引先など、誰かと顔を合わせます。

そのため、最低限の身だしなみを整えます。

服を選び、髪を整え、外へ出られる状態にします。

自宅で一人で仕事をするようになると、誰にも会わない日が増えました。

オンライン会議もありません。

近所へ少し出るだけなら、服装を深く考える必要もありません。

すると、

今日は誰にも会わないから、これでいいか

という日が増えていきました。

服装への関心がなくなったというより、整える理由がなくなったのだと思います。

身だしなみは人のためだけではなかった

会社員時代の私は、身だしなみを整えるのは、周囲へ失礼がないようにするためだと思っていました。

しかし、自宅での生活が長くなって気づいたのは、服を着替えることには、自分の気持ちを切り替える役割もあったということです。

仕事へ行く服に着替える。

家を出る。

会社へ到着する。

その一連の行動によって、自然に仕事モードへ切り替わっていました。

在宅ワークでは、起床後の状態から、そのまま仕事を始められます。

楽ではあります。

しかし、仕事を始める区切りも、仕事を終える区切りも曖昧になりました。

人と会う機会が減り、外出する理由も少なくなった

会社員時代は、望むかどうかにかかわらず、職場で人と話します。

挨拶をする。

仕事について相談する。

雑談をする。

昼食を一緒に取る。

脱サラ後は、そのような時間がなくなりました。

ブログの記事は、一人で書けます。

キーワード調査も、一人でできます。

サイト運営も、基本的には自分だけで進められます。

人間関係のわずらわしさが減る一方で、人と話す機会も減ります。

私はもともと、誰かと常に一緒にいなければ寂しいというタイプではありません。

それでも、自宅にいる日が続くと、生活の変化が少なくなります。

昨日もパソコンの前。

今日もパソコンの前。

50ちとる

おそらく明日もパソコンの前です。

曜日の感覚や、一日の区切りも薄くなりやすくなりました。

収入が増えない焦りで、さらに自宅へこもった

退職後、ブログやアフィリエイトの収入は、思ったようには増えませんでした。

月の収入は数千円ほど。

1万円に届かない月や、売上がまったくない月もありました。

収入が増えないと、

もっと記事を書かなければならない
もっと作業しなければならない
休んでいる場合ではない

と考えます。

外出している時間があるなら、記事を書いた方がよい。

散歩する時間があるなら、キーワードを探した方がよい。

そのように考え、さらにパソコンの前で過ごす時間が長くなりました。

しかし、長時間パソコンの前にいるからといって、必ず成果が増えるわけではありません。

疲れた状態で作業を続けても、考えがまとまりません。

同じ文章を何度も読み直し、作業が進まないこともあります。

収入が安定する前に会社を辞め、作業時間を増やせば稼げると思っていた失敗については、次の記事で詳しく紹介しています。

自由な働き方には自分で生活を管理する必要があった

会社員時代の私は、会社に生活を管理されているように感じていました。

始業時間が決まっている。

休憩時間が決まっている。

休日が決まっている。

通勤する時間も必要です。

脱サラ後は、それらを自分で決められます。

自由になったこと自体は、今でも大きなメリットだと思っています。

ただし、自由とは、

何も決めなくてよいこと

ではありませんでした。

会社が決めていたものを、自分で決めなければならないということです。

  • 何時に起きるか
  • 何時から仕事を始めるか
  • いつ休憩するか
  • いつ食事をするか
  • 何時に仕事を終えるか
  • いつ外へ出るか
  • いつ体を動かすか

誰も指示してくれません。

働きすぎても注意されません。

逆に、何もしなくても叱られません。

会社員時代は会社が作っていた生活リズムを、脱サラ後は自分で作る必要がありました。

50歳で仕事を辞めた後に起きた生活や収入の変化については、次の記事でも紹介しています。

気分転換と健康のために散歩を始めた

自宅へこもり、運動量が減った私は、歩くようになりました。

特別な運動器具を買ったわけではありません。

スポーツジムへ通い始めたわけでもありません。

まずは、自宅の外へ出て歩くことから始めました。

散歩なら始めるための準備が少なかった

運動を始めると考えると、

  • スポーツウェアをそろえる
  • ジムへ申し込む
  • トレーニング方法を調べる
  • 毎週何回行くか決める

など、大きな準備が必要なように感じます。

散歩であれば、外へ出て歩くだけです。

特別な技術も必要ありません。

無理に速く歩く必要もありません。

当時の私には、その始めやすさが合っていました。

外へ出るだけでも仕事から離れられた

自宅で仕事をしていると、パソコンが常に目の前にあります。

休憩中でも、

「あの記事を直した方がよいか」

「別のキーワードを調べようか」

と考えてしまいます。

散歩へ出れば、少なくともパソコンの前から離れられます。

外の空気を吸い、景色を見ながら歩く。

それだけでも、仕事との距離を作れました。

記事のことで行き詰まっているときも、歩いている間に考えが整理されることがあります。

散歩は運動だけでなく、仕事から頭を離すための時間にもなりました。

散歩を始めて気づいたこと

散歩を始めたからといって、急に生活のすべてが整ったわけではありません。

体重が必ず減ると保証できるものでもありません。

それでも、私にとっては、自宅とパソコンだけだった一日に変化を作るきっかけになりました。

外へ出る予定が一つできた

在宅ワークでは、一日中自宅にいても仕事ができます。

そのため、外出は後回しになりがちです。

散歩を生活へ入れることで、

今日は一度外へ出よう

という予定ができます。

わずかな外出でも、朝から夜まで同じ場所で過ごす生活とは違いました。

仕事と休憩を分けやすくなった

パソコンの前で動画を見る。

パソコンの前でニュースを読む。

パソコンの前で休憩する。

これでは、作業をしている時間と休んでいる時間の区別が曖昧になります。

散歩は、物理的に仕事場所から離れます。

歩いている間は、少なくともWordPressを操作できません。

強制的に仕事から離れる時間を作れたことは、私にとって意味がありました。

自分の体も仕事道具だと考えるようになった

私は、仕事の効率を上げるために、新しいパソコンや有料サービスへお金を使うようになりました。

しかし、パソコンだけが仕事道具ではありません。

文章を考え、操作し、働くのは自分自身です。

体調を崩せば、どれだけ高性能なパソコンがあっても仕事は進みません。

脱サラ後は有給休暇もありません。

自分が働けなければ、その分だけ作業も止まります。

自由に働き続けるためには、体を管理することも仕事の一部だと考えるようになりました。

無料にこだわっていた私が、仕事の時間や安全性を考えて道具へお金を使うようになった理由は、次の記事で詳しく紹介しています。

在宅ワークそのものが悪いわけではない

私は、在宅ワークや脱サラを否定しているわけではありません。

現在でも、通勤せず自宅で仕事ができることには大きな魅力を感じています。

  • 通勤時間がない
  • 人間関係の負担が少ない
  • 自分の時間を調整しやすい
  • 集中できる環境を作れる
  • 家族の予定へ対応しやすい
  • 服装や働く場所の自由度が高い

といったメリットがあります。

問題だったのは、在宅ワークそのものではなく、

会社員時代と同じ生活管理のまま、自宅で働こうとしたこと

です。

通勤がなくなれば、別の方法で体を動かす必要があります。

人と会わなくなれば、自分から外へ出る理由を作る必要があります。

始業時間がなくなれば、自分で仕事を始める時間を決めます。

終業時間がなくなれば、自分で仕事を終える必要があります。

自由な働き方を続けるには、自由を管理する仕組みが必要でした。

50代の在宅ワークで私が意識したいこと

現在の私が、脱サラ直後の自分へ伝えるなら、次のことを意識させます。

朝に一度着替える

人に会う予定がなくても、寝るときの服装と仕事中の服装を分けます。

高価な服を着る必要はありません。

着替えることで、一日の始まりを作ります。

一日に一度は外へ出る

買い物でも散歩でも構いません。

長時間運動しなければならないと考えると続きにくくなります。

まず、自宅の外へ出る理由を作ります。

パソコンから離れる休憩を取る

画面の前で別のサイトを見るだけでは、頭も体も仕事場所から離れていません。

立ち上がる。

飲み物を取りに行く。

外の空気を吸う。

少し歩く。

パソコンから物理的に離れる休憩を作ります。

仕事を終える時間を意識する

個人で働く場合、仕事はいくらでも続けられます。

収入が不安定だと、休むことへ罪悪感を持つこともあります。

しかし、長時間座り続けても、必ず成果が増えるわけではありません。

翌日も作業を続けられるように、仕事を止めることも必要です。

体調の変化を放置しない

体重が増えた。

眠りにくくなった。

疲れが取れない。

外へ出る気がなくなった。

そのような変化を、

「在宅ワークだから仕方がない」

で終わらせないことです。

生活習慣を見直しても改善しない場合や、体調への不安がある場合は、必要に応じて医療機関へ相談することも大切です。

会社を辞めれば健康的に暮らせるとは限らなかった

会社員時代の私は、

「会社を辞めればストレスが減り、時間にも余裕ができる」

と思っていました。

確かに、中間管理職としての責任や通勤からは解放されました。

しかし、時間に余裕ができたからといって、自動的に健康的な生活になるわけではありません。

自由な時間を、すべてブログ作業へ使えば、長時間座り続けます。

外へ出なければ、運動量は減ります。

人に会わなければ、服装や身だしなみも気にしなくなります。

会社を辞めたことで、健康を管理する時間は増えました。

同時に、生活のリズムを半ば自動的に作ってくれていた環境はなくなりました。

会社員時代には不自由だと思っていた生活の中にも、

  • 決まった時間に起きる
  • 服を着替える
  • 外へ出る
  • 通勤で歩く
  • 人と話す
  • 仕事を終えて帰宅する

という生活の区切りがありました。

それらをすべて失ってから、役割に気づいたのです。

自由に働くためには、自由を管理する必要がある

脱サラ後、私は自宅で仕事をするようになりました。

通勤がなくなり、人と会う機会も減りました。

服装にもあまり気を使わなくなり、運動量が減って体重も増えました。

仕事へ使える時間は増えました。

しかし、その時間をすべてパソコンの前で過ごすことが、よい働き方とは限りませんでした。

そこで私は、気分転換と健康のために歩くようになりました。

散歩を始めたことで、外へ出る理由ができました。

仕事から離れる時間も作れました。

特別な成功談ではありません。

大幅に体重を減らした話でもありません。

ただ、自宅へこもりがちだった私が、

50ちとる

このままではいけない

と考え、生活を変えるために始めた小さな行動です。

昔の自分へ伝えるなら、こう言います。

会社を辞めれば、通勤しなくてよくなる。
でも、通勤がなくなった分まで、パソコンの前に座るな。
自由に働き続けたいなら、体を動かす時間も仕事の予定へ入れておけ。

会社員を辞めれば、働く場所も時間も自由になります。

その自由を長く続けるためには、自分の体と生活を自分で管理する必要があります。

私にとって散歩は、そのことに気づくための最初の一歩でした。

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