無料にこだわっていた私が、仕事道具にはお金をかけるようになった理由

以前の私は、

無料で使えるものに、わざわざお金を払うのはもったいない

と考えていました。

無料でできるのに有料サービスを使うことは、ただの無駄遣い。

便利な道具に頼るのは、少し横着しているようにも感じていました。

手間がかかっても自分でやる。

時間がかかっても無料で済ませる。

それこそが節約であり、正しい行動だと思っていたのです。

しかし、脱サラして個人事業主になってから、その考え方は大きく変わりました。

古いパソコンを使い続ければ、起動や保存を待つ時間が増える。

無料の方法でデータを管理すれば、バックアップや移行作業に時間を取られる。

広告を我慢して動画を見れば、毎日少しずつ自分の時間が失われる。

無料で済ませているつもりでも、実際には自分の時間や集中力を支払っていたのです。

現在の私は、何にでもお金を使うわけではありません。

ただし、

  • 時間を増やせる
  • 作業のストレスを減らせる
  • データやアカウントを守れる
  • 将来の収入につながる可能性がある

と判断した仕事道具には、必要な範囲でお金を使うようになりました。

この記事では、無料にこだわっていた私の考えが変わった理由と、現在どのような基準で課金を判断しているのかを紹介します。

この記事でお伝えしたいのは、主に次の3つです。

  1. 無料で済ませることが、必ずしも節約になるとは限らない
  2. 仕事道具への課金によって、時間や安全性を買えることがある
  3. お金を使うものと削るものを、自分の基準で分けることが大切
目次

無料で済ませることが節約だと思っていた

会社員時代の私は、お金についてほとんど勉強していませんでした。

そのため、

お金を払って自分の時間を買う

という発想がありませんでした。

仕事道具へお金を使うことを、自己投資として考えたこともありません。

無料版でできるなら、無料版を使う。

古い道具でも動くなら、壊れるまで使う。

少し面倒でも、自分で作業すればお金はかからない。

そのように考えていました。

便利なサービスへお金を払う人を見ても、

「それくらい自分でやればいいのに」

「お金を払って楽をするのは、少し横着なのではないか」

くらいに思っていたかもしれません。

お金を使わず、手間を惜しまないことが節約。

そして節約は正義。

当時の私は、そのような価値観を持っていました。

しかし個人事業主になると、自分が使える時間には限りがあることを強く意識するようになります。

会社員なら、毎月一定の給料が入ります。

個人事業主は、長時間作業をしたからといって、その時間に比例して収入が増えるわけではありません。

だからこそ、

その作業は本当に自分が時間を使ってする必要があるのか

と考えるようになりました。

古いパソコンを使い続けて時間を失っていた

ブログを始めたころ、私は古いノートパソコンを使っていました。

まだ動くのだから、新しく買い替えるのはもったいない。

パソコンは作業ができれば十分。

そう考えていたからです。

しかし、実際にはさまざまな不便がありました。

  • 起動するまで時間がかかる
  • ブラウザの動作が重い
  • WordPressの編集画面が遅い
  • 作業途中で固まる
  • 画像編集に時間がかかる
  • 保存や更新が終わるまで待たされる
  • 原因がよく分からないエラーが発生する

一つひとつの待ち時間は、数秒や数分かもしれません。

しかし、毎日何度も繰り返せば、かなりの時間になります。

動作が遅いだけではありません。

「また固まった」

「保存できているのだろうか」

「このエラーは何だろう」

という小さなストレスも積み重なります。

その後、新しいパソコンへ買い替えました。

最初に感じたのは、とても単純です。

「早い!」

「快適!」

「ストレスがない!」

起動も早い。

WordPressも画像編集もスムーズ。

原因不明のエラーも、ほとんど起きなくなりました。

作業そのものが楽になり、明らかに時間短縮につながりました。

そのとき初めて、

パソコン代を節約していたのではなく、古いパソコンを使って自分の時間を失っていた

と気づきました。

仕事で毎日使う道具であれば、価格だけでなく、作業時間やストレスまで含めて考える必要があります。

YouTube Premiumで情報収集の時間を増やした

脱サラ後は、ブログ、SEO、お金、投資などについて調べる時間が増えました。

同時に、個人事業主として自分の1日をどう使うかも、強く意識するようになりました。

もっと情報を集めたい。

しかし、パソコンの前で動画を見る時間を増やせば、記事を書く時間が減ります。

そこで利用するようになったのが、YouTube Premiumです。

私が重視したのは、主に次の点でした。

  • 動画の途中に入る広告の時間を減らせる
  • 家事中にも音声で情報収集できる
  • 散歩中にも動画の内容を聞ける
  • 画面を閉じてもバックグラウンド再生できる

脱サラ後は、それまでより家事をする機会も増えました。

掃除や片付けをしながら、ブログやお金に関する動画を聞く。

散歩をしながら、仕事に役立つ情報を聞く。

画面を見る必要がない内容は、耳から取り入れる。

そのように使うことで、情報収集の量は大きく増えました。

不思議なことに、加入後は娯楽目的のよく分からない動画をだらだら見る機会も減りました。

私にとってYouTubeは、単なる娯楽アプリから、情報を集める仕事道具へ変わったのです。

また、広告を見る機会が減ったことで、余計な商品を欲しくなるきっかけも少なくなったように感じます。

料金はかかります。

しかし私の場合は、

広告を見ないことと、別の作業をしながら学べることによって時間を増やす

という価値の方が大きいと判断しました。

クラウドストレージでデータ管理の手間を減らした

以前の私は、データのバックアップにUSBメモリーや外付けドライブを使っていました。

パソコンが突然壊れた場合に備えるためです。

実際にパソコンが壊れてデータを失った経験はありません。

それでも、

「もしパソコンが壊れたらどうしよう」

という不安はありました。

そのため、定期的にUSBメモリーや外付けドライブへデータを移していました。

しかし、データ量が増えるほど管理が面倒になります。

  • どのデータをバックアップしたか分からなくなる
  • 同じファイルが複数の場所に保存される
  • どれが最新版なのか迷う
  • パソコンやスマートフォンを買い替えるたびに移行作業が必要
  • USBメモリー自体をなくさないよう管理する必要がある

データを守るための作業が、別の管理コストを生んでいたのです。

個人事業主になってから、私は物理的な持ち物だけでなく、データも整理しなければならないと考えるようになりました。

物やデータが増えると、それを管理するために頭を使います。

「あのファイルはどこに保存したか」

「これはバックアップ済みだったか」

「どの端末に入っているか」

そのようなことを考えるたびに、仕事へ使える集中力が削られます。

そこで、クラウドストレージを使うようになりました。

現在は用途を分けて、

  • OneDriveはプライベート用
  • Dropboxは仕事用
  • Google Driveは、利用しているGoogleの有料サービスに付帯する保存領域として使用

しています。

結果的に3つ使っていますが、すべての人に3つ必要だとは思いません。

基本的には、自分に合うものを一つ選べば十分でしょう。

クラウドストレージを使うことで、次のようなことが楽になりました。

  • パソコンを買い替えるたびに大量のデータを移す作業が減った
  • パソコンとスマートフォンから同じデータを見られる
  • 外出先でも必要なファイルへアクセスできる
  • USBメモリーの紛失を心配する必要が減った
  • データをどこに保存したか考える時間が減った

料金だけを見れば、毎月の固定費が増えています。

しかし、移行作業、バックアップ、紛失リスク、管理に使う思考を減らせるのであれば、私には支払う価値がありました。

1Passwordでログイン作業と不安を減らした

ブログ運営をしていると、さまざまなサービスへログインします。

  • 複数のWordPressサイト
  • SNS
  • ASP
  • アクセス解析ツール
  • サーバー
  • ドメイン管理サービス
  • 画像やデザイン関係のサービス

一日に何度も、異なるサービスへログインすることがあります。

1Passwordを使う前は、パソコンへインストールする無料のパスワード管理ソフトを利用していました。

パスワードを保存することはできましたが、不便もありました。

  • パスワードは自分で考える
  • ログイン時にパスワードをコピーして貼り付ける
  • パソコンが壊れたらデータを失う不安がある
  • 念のためUSBメモリーへバックアップする
  • そのUSBメモリーをなくす不安もある

パスワードを守るための仕組みなのに、別の心配が増えていました。

「パソコンが壊れたらどうしよう」

「USBメモリーをなくしたらどうしよう」

これでは安心できません。

1Passwordを使い始めてからは、パソコンとスマートフォンのどちらでも、同じようにログインできるようになりました。

サービスごとに異なる複雑なパスワードを管理しやすくなり、ログイン時の入力も楽になりました。

普段の利用では、各サービスのパスワードを一つずつ覚える必要がなく、基本的には1Passwordのアカウントパスワードで管理できます。

複数ブログ、SNS、ASPなど、多数のアカウントを扱う私にとっては、特に相性のよい仕事道具でした。

料金を払って得たのは、単なる便利さだけではありません。

  • ログインにかかる時間の短縮
  • パスワードを考える手間の削減
  • 同じパスワードを使い回す危険の軽減
  • パソコンとスマートフォン間の使いやすさ
  • データを失う不安の軽減

といった価値があります。

私が現在お金を払っている仕事道具

今回紹介したものを整理すると、次のようになります。

仕事道具・サービス私が得られた価値
新しいパソコン動作の高速化、エラーと待ち時間の減少、作業ストレスの軽減
YouTube Premium広告時間の削減、家事や散歩中の情報収集
クラウドストレージバックアップ、端末間共有、データ移行と管理の手間削減
1Passwordパスワード管理、ログイン作業の時短、セキュリティ面の安心
有料の仕事用ツール作業効率や将来の収益につながる可能性

大切なのは、同じサービスをすべての人が契約することではありません。

人によって仕事や生活は違います。

私にとって価値があるものでも、別の人には不要な可能性があります。

見るべきなのは、サービス名ではなく、

支払う金額以上の時間・安全性・作業効率を得られるか

という点だと思います。

何にでも課金するようになったわけではない

有料サービスの便利さを知ったからといって、私は何にでも課金しているわけではありません。

むしろ、価値を感じない固定費は減らすようになりました。

例えば、以前は大手携帯電話会社でスマートフォンを契約し、毎月7,000円ほど支払っていました。

その後、格安の通信サービスを知り、現在は楽天モバイルを利用しています。

私の使い方では、データ使用量が少ない月は、月額料金が1,000円台に収まることもあります。

通信料金を高く払っても、私の作業時間や収入が増えるわけではありません。

同じように使えるのであれば、そこは費用を抑えます。

一方で、パソコンやパスワード管理サービスのように、時間や安全性へ直結するものにはお金を使います。

つまり、

お金を使うようになったのではなく、お金を使う場所を選ぶようになった

ということです。

情報商材は現在なら初心者に勧めない

ブログを始めたころ、私は1万円少しの情報商材を購入したことがあります。

その情報商材を買ったから、すぐに稼げるようになったわけではありません。

ただ、当時の私にとっては、ブログやアフィリエイトの仕組みを知るきっかけにはなりました。

そのため、完全に無駄だったとは思っていません。

しかし、現在ブログを始める人に同じような情報商材を勧めるかと聞かれれば、私は勧めません。

ブログで稼ぐ方法を教える情報商材には、数万円、場合によっては数十万円するものもあります。

ところが、内容の多くは現在なら無料で調べられる可能性があります。

検索すれば、公式情報、詳しいブログ、動画などが数多く見つかります。

大切なのは、情報を買うことよりも、

  • 発信者の言葉をそのまま信じない
  • 複数の情報を比較する
  • 実際に自分で試す
  • 結果を確認する
  • 合わない方法を捨てる

という習慣を身につけることです。

高い情報を買えば、正解を一瞬で手に入れられるとは限りません。

「高いから価値があるだろう」

「これを買えば稼げるだろう」

という気持ちで購入するのは危険です。

私が情報商材を購入することになった背景には、「100記事書けば稼げる」と信じて失敗した経験がありました。

現在の私が課金を判断する基準

現在の私は、有料サービスや仕事道具を契約する前に、主に次の点を考えます。

時間を増やせるか

毎日数分でも作業時間を減らせるなら、長期では大きな差になります。

待ち時間、広告時間、移行作業、ログイン作業などを減らせるかを考えます。

作業のストレスを減らせるか

動作の遅いパソコンや面倒なログイン作業は、時間だけでなく集中力も奪います。

仕事を続けやすくなるかも、重要な判断材料です。

データやアカウントを守れるか

ブログ、SNS、顧客情報、作成したコンテンツなどは、個人事業主にとって大切な資産です。

失った場合の被害が大きいものを守れるなら、支払う価値があります。

将来の収入につながる可能性があるか

作業効率が上がる、学習量が増える、記事の品質が高くなるなど、将来の収入につながる可能性があるかを考えます。

ただし、「これを買えば必ず稼げる」という宣伝だけで判断しません。

支払う金額に見合っているか

便利であっても、料金が高すぎれば契約しません。

無料版で十分なら、無料版を使います。

契約後も実際に使っているかを確認し、利用していなければ解約します。

私が時間や作業効率を強く意識するようになったのは、脱サラ後に収益が伸びず、焦りながら試行錯誤した経験があったからです。

課金するものと削るものの判断表

私の現在の考え方を整理すると、次のようになります。

課金を検討するもの課金しない・見直すもの
作業時間を減らせるほとんど使っていない
データやアカウントを守れる無料版で十分に代用できる
仕事のストレスを減らせる将来の収入や安全性に結びつかない
複数の作業を同時に進められる宣伝文句だけで効果が判断できない
長期的に仕事の効率を上げる高額なのに内容が不透明
支払う金額以上の価値がある契約していることを忘れている

無料には、お金以外の費用がかかることもある

無料で使えること自体は、悪いことではありません。

現在も私は、無料で十分なものにはお金を払いません。

しかし、無料サービスや古い道具を使い続けることで、

  • 作業時間
  • 集中力
  • データ管理の手間
  • ストレス
  • セキュリティ上の不安
  • 収益を得る機会

を失う場合があります。

無料だから費用がゼロとは限りません。

お金の代わりに、自分の時間や精神的な負担を支払っている可能性があります。

以前の私は、無料で済ませるために手間をかけることが節約だと思っていました。

今の私は、

自分がしなくてもよい作業へ時間を使わず、重要な仕事へ集中することも節約

だと考えています。

仕事道具へお金を使うことは、必ずしも無駄遣いではありません。

自分の時間を増やし、大切なデータを守り、仕事を続けやすくするための自己投資になることがあります。

ただし、何にでも課金すればよいわけではありません。

時間や安全性を増やすものにはお金を使う。

価値を感じない固定費は減らす。

無料、有料という言葉だけで判断せず、自分が得られる価値で選ぶ。

それが、無料こそ正義だと思っていた私が、脱サラ後にたどり着いた現在の考え方です。

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