アフィリエイト収入が安定する前に脱サラした私の失敗|月数千円から夢を見た結果

会社を辞めれば、ブログを書く時間が増える。

記事やサイトを今までの何倍も作れるようになる。

そうすれば、アフィリエイト収入も右肩上がりに増えていく。

当時の私は、本気でそう信じていました。

最初は月100万円。

そのうち数百万円。

いや、もしかすると月1,000万円を稼ぐトップアフィリエイターになれるかもしれない。

今振り返ると、とんでもなく甘い考えです。

しかし当時の私は、冗談ではなく本気でした。

ところが、実際に脱サラしてみると、それまでパラパラと売れていた商品が、突然ほとんど売れなくなりました。

月の収益は数千円程度。

1万円に届くことはなく、収益がまったく発生しない月もありました。

退職金や貯金は少しずつ減っていく。

その一方で、税金や社会保険料などの支払いはやってくる。

収入より支出が上回る日々の中で、私は本当に泣きそうになるほど焦りました。

この記事でお伝えしたいのは、主に次の3つです。

  1. 作業時間が増えても、収益が比例して増えるとは限らない
  2. 数回商品が売れたことと、安定して生活費を稼げることは別物
  3. 脱サラで問題だったのは、辞めたことより準備不足だったこと
目次

脱サラした途端、商品が売れなくなった

サラリーマン時代、ブログで紹介した商品が当時のTwitter(現在のX)経由で少しずつ売れ始めました。

私が脱サラを決意するきっかけになったのは、ブログで得た約3,000円の初報酬でした。

初報酬を得た瞬間や、そこから退職を決意するまでの経緯は、こちらの記事で詳しく紹介しています。

その後も、美容商品や育毛剤などがパラパラと売れました。

毎月安定して生活できる金額ではありません。

それでも当時の私は、

「このまま続ければ、どんどん収益が増えていく」

と考えていました。

ところが、脱サラしてしばらくすると、それまで売れていた商品が次第に売れなくなりました。

月の収益は数千円ほど。

扱っていた商品の報酬単価も高くなかったため、月1万円に届くこともありません。

収益がゼロの月さえありました。

「あれは、やっぱりまぐれだったのではないか」

そんな不安が頭をよぎるようになりました。

時間が増えれば収益も増えると思っていた

サラリーマン時代は、仕事を終えてからブログを書いていました。

当然ながら、ブログに使える時間には限りがあります。

そこで私は、

会社を辞めれば、記事やサイトを作る時間が大幅に増える
作業量が増えれば、収益も同じように増える

と考えました。

確かに、脱サラ後は作業時間が増えました。

記事を書く時間も、サイトを作る時間も十分にあります。

しかし、作業時間が増えたからといって、正しくない方向に進んでいれば成果は増えません。

間違った道を全力疾走すれば、目的地に早く着くのではなく、目的地から勢いよく遠ざかるだけです。

当時の私は、まさにその状態でした。

売れていたTwitter経由を無視していた

今振り返ると、当時の私には分かりやすいヒントがありました。

商品が売れていたのは、ほとんどがTwitter経由だったのです。

ブログの記事をTwitterで紹介する。

その投稿を見た人がブログに来る。

記事を読んだ人が、商品を購入してくれる。

実際に成果が出ていたのは、この流れでした。

ところが私は、その経路をほとんど意識していませんでした。

「ブログはGoogle検索から読者が来て、商品が売れるものだ!」

という思い込みがあったからです。

せっかくTwitterから商品が売れていたのに、なぜ売れたのかを分析せず、検索結果で上位表示することばかり考えていました。

今なら、Twitterで反応のよかった投稿や記事、購入につながった商品の共通点を調べると思います。

しかし当時の私は、目の前に出ていた成果よりも、まだ出ていないSEOの成果ばかりを追いかけていました。

小手先のSEO対策を渡り歩いた

もちろん、SEOについて何も勉強していなかったわけではありません。

ただし、今振り返ると、当時勉強していたのは小手先の手法ばかりでした。

  • オールドドメインがよいと聞けば取得する
  • ペラサイトがよいと聞けば大量に作る
  • 稼げる商品があると聞けば別ジャンルにも手を出す
  • 新しいSEO手法を見つけるたびに試す

ペラサイトとは、少ないページ数で特定の商品やサービスを紹介する小規模なサイトのことです。

当時の私は、一生懸命ペラサイトを作り続けました。

しかし、いくら記事を書いても、サイトを作っても、検索結果の上位には表示されません。

当然といえば当然です。

私は検索ボリュームが大きく、競合の強いキーワードばかりを狙っていました。

検索結果に企業サイトや強いメディアが並んでいるところへ、作ったばかりの弱小サイトで正面から挑んでいたのです。

今の私なら、

「いや、それで簡単に上位表示できるわけないだろ!」

と言います。

しかし、当時はそんなことも分かりませんでした。

「もっと書けば上がるかもしれない」

「あの方法を使えば上がるかもしれない」

そう考え、あれを試しては失敗し、これを試しては失敗する。

その繰り返しでした。

今となっては、この期間もSEOを学ぶための長い勉強期間だったと思えます。

ただ、その最中にいる本人は、そんなに前向きには考えられませんでしたけどね。

退職から数か月で「思っていたのと違う」と気づいた

脱サラしてから数か月ほどで、私は気づき始めました。

「これは、思っていたのと違う」

記事を書いても収益は増えません。

サイトを作っても上位表示されません。

退職金や貯金は、生活費によって少しずつ減っていきます。

さらに、退職後には税金や社会保険料などの支払いもあります。

収入は数千円程度なのに、それをはるかに上回るお金が毎月出ていく。

収入より支出の方が多い状態が続きました。

サラリーマン時代は、毎月決まった日に給料が振り込まれます。

しかし、独立すれば誰も給料を保証してくれません。

どれだけ長時間作業しても、成果が出なければ収入はゼロです。

脱サラ前は頭では分かっていたつもりでした。

しかし、自分の貯金が実際に減っていくのを見ると、その重みはまったく違いました。

作業しながら泣きそうになることもあった

収益が増えない中でも、私は毎日作業を続けました。

しかし、パソコンに向かいながら、

「これを続けて、本当に意味があるのだろうか」

と思うこともありました。

本当に泣きそうになるほど焦っていました。

家族に申し訳ないという気持ちもありました。

ただ、後悔して落ち込むというよりは、

「とにかく、何とかしなければならない!」

という思いの方が強かったです。

不思議なことに、脱サラしたこと自体は後悔していませんでした。

サラリーマンに戻る気もありません。

今振り返ると、

「一度脱サラしたのに、サラリーマンへ戻るのは恥ずかしい」

という変なプライドもあったのだと思います。

最初は、

「もっと記事を書けば何とかなる」

と考えていました。

しかし、やがて、

「これ以上、同じことを続けてもきっと無理だ」

「何か根本的に間違っているはずだ」

と考えるようになりました。

それでも、すぐに正解が見つかるわけではありません。

新しいSEO手法を調べて試す。

失敗する。

別の方法を試す。

また失敗する。

その繰り返しでした。

外に出なくなり、運動不足にもなった

脱サラ後は、自宅でパソコン作業をする時間が増えました。

通勤もありません。

仕事のために外出する機会もほとんどありません。

当然、運動不足になります。

体重も増えました。

外へ出ないため、服装や身だしなみも以前ほど気にしなくなります。

収益が増えず、精神的にも追い詰められている。

さらに体の健康まで悪くなれば、本当に悲惨です。

途中でそう気づき、焦っている時期でも、できるだけ外を散歩する時間を作るようになりました。

散歩をすれば、少しだけ気持ちも切り替わります。

パソコンの前で同じことを考え続けるより、外の空気を吸いながら歩く方が、新しい考えが浮かぶこともありました。

収益を増やすことは大切です。

しかし、焦っているときほど、健康や生活のリズムまで壊さないことも大切だと思います。

今の私が考える脱サラの最低条件

現在の私が当時へ戻れるなら、少なくとも次の条件を満たすまで退職を待ちます。

確認すること私が考える目安理由
副業の利益(必要経費を差し引いた後)会社員時代の年収を12で割った金額以上ボーナスを含めた月平均収入以上を確保するため
生活防衛資金生活費の2年分程度収益が落ちた期間でも、すぐに生活が行き詰まらないため
収益の安定性一時的ではなく、一定期間続いている数回売れただけでは再現性を判断できないため
退職後の支出税金や社会保険料を含めて確認する会社員時代には見えにくかった支払いがあるため
失敗した場合次にできる仕事や収入源を考えておく追い詰められたときに冷静な判断をするため

※ ここでいう副業収入は、売上そのものではなく、必要経費を差し引いた後の利益を想定しています。これはあくまで私自身の経験から考える目安であり、家族構成や生活費などによって必要な金額は異なります。

税金や社会保険料を完璧に計算するのは、会社員として働きながらでは難しいかもしれません。

それでも、最低限として、

副業収入が、ボーナスを含めたサラリーマン時代の平均月収を超えている

くらいまでは待った方がよかったと思います。

給与で生活できていたのであれば、それ以上の副業収入があれば、少なくとも従来の生活費をカバーできる可能性が高くなるからです。

ただし、それだけでも十分とは限りません。

収益が急に下がる可能性もあります。

そのため、私は現在なら生活費の2年分程度を生活防衛資金として用意したいと考えます。

さらに、万が一うまくいかなかった場合に、

  • どのような仕事へ戻るのか
  • 自分には何ができるのか
  • ブログ以外に収入を得る方法があるか

も考えておくべきです。

私は退職前、

「もしダメなら、どんな仕事でもする!」

という覚悟は持っていたつもりでした。

しかし、実際に収益が増えず焦り始めると、そんな覚悟はどこかへ消えてしまいました。

頭の中にあるのは、

「どうしよう」

「このままで大丈夫なのか」

という言葉ばかりでした。

余裕があるときに考える覚悟と、実際に貯金が減っているときの気持ちは、まったく違います。

問題だったのは脱サラではなく、準備不足だった

私は、脱サラしたこと自体を後悔していません。

今の知識を持ったまま当時に戻れるなら、私はもう一度ブログやSNSに取り組み、最終的には会社を辞めると思います。

ただし、月数千円の収益で会社を辞めることはありません。

一時的に商品が売れただけで、

「このまま収益が増え続ける」

とも考えません。

実際にどの経路から商品が売れているのかを分析する。

収益が一定期間続くかを確認する。

生活費や税金、社会保険料を計算する。

十分な生活防衛資金を用意する。

失敗した場合の働き方も考えておく。

そこまで準備してから、脱サラを決断します。

問題だったのは、脱サラしたことではありません。

収入が安定していないのに、未来は必ずうまくいくと信じ、準備不足のまま辞めたことです。

これから脱サラを考えている人に、「仕事を辞めるな!」とは言いません。

ただし、数回うまくいったことを、これからも続く安定収入だと思い込まないでください。

勢いと自信は、行動するために必要です。

しかし、人生を大きく変える決断では、勢いを支えるだけの準備も必要です。

これは、月数千円のアフィリエイト収入から月100万円、数百万円、さらには月1,000万円まで夢見ていた私からの、心を込めた忠告です。

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